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牧 師 室 よ り
5月17日発行        モレノ 2020年6月号
牧師   石田 学      (2020年5月9日記(16日改訂))

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◇ 牧師室より       モレノ  2020年6月号

教会がライブで、もしくは録画で礼拝を配信する。

そんな時代が急速に来ました。

今回の新型コロナウィルス禍で、

都市部の多くの教会が礼拝の休止を余儀なくされ、

そのために礼拝や牧師の説教を、

インターネットで配信するようになりました。

栃木の地方教会からすれば、

そんなことは遠くの都会の問題。

そんなふうに思えたのは事実です。

礼拝を休止するなんて考えられない。

そうは思うものの、

感染者の増加が止まらない都会の教会にとって、

礼拝をそのまま続けることは、

社会的な問題なのでしょう。

やむを得ない措置として、

無会衆で礼拝を配信する教会が多くなりました。

ただ、わたしが違和感を感じたのは、

ライブ配信や録画配信の機材や技術、

手法などを多くの牧師が競って紹介し合い、

宣伝し合うサイトやグループが生まれたことです。

緊急事態でやむを得ず実施するのはわかります。

しかし、それを宣伝し合うのはどうなのでしょうか。

長い目で見ると、

礼拝のネット配信の拡がりは、

教会という信仰共同体の崩壊につながるのかも。

教会で共に集い、

共同体として礼拝を捧げる必然性が弱まり、

自宅で好きな時に礼拝を視聴する。

さらには自分の教会ではなく、

気に入った教会の礼拝配信を、

ネットサーフィンのように渡り歩き、

それで礼拝をしたような気になる。

そうなったら、

米国のテレビ伝道者のミニチュア版です。

だから、わたしは当初、

どちらかというと

礼拝のインターネット配信には、

批判的で、否定的でした。

少し考えを変えたのは、

小山教会でも礼拝に集うことを避けたり、

控えたりする方が増えたことです。

ご自身が高齢であったり、

持病があったり、

家族の中に持病のある方がおられたり、

また心配が拭えないため、

やむを得ず礼拝に集うことを控える。

あるいは社会的な責任があるために、

集団感染の危険がある礼拝を避ける。

そのような方が次第に増加してきました。

どうすべきかを考え、

礼拝説教を印刷して郵送することを始めました。

それはそれで喜ばれていると思います。

しかし、礼拝イコール説教ではありません。

思案した結果、教会内に限定して、

つまり教会の皆さま限定のライブ配信、

録画配信を始めてみることにしました。

教会関係者・希望者に限定しての配信にしたのには、

もう一つ、別の理由もあります。

賛美歌の著作権問題です。

礼拝で歌う賛美歌に著作権がついている場合、

勝手に放送や公開でのネット配信は

著作権法に違反する恐れがあります。

実際、礼拝を公開して広く宣伝している教会に、

著作権をめぐるクレームが来ることがあるようです。

だから限定配信。

しかし、配信することを決めたものの、

さて、どうやるのか。

途方に暮れかけましたが、

ノウハウを知っている人の協力を得ることができ、

実現しました!

4月26日の礼拝が最初の配信でした。

案内してライブ配信と録画配信を実施したのは、

5月3日の礼拝です。

3日の礼拝の視聴回数は、

配信を始めて6日間で80回。

限定配信なので、

せいぜい20回くらいの視聴かとの予想を、

だいぶ越えました。

嬉しかったのは、

幾人もの方がとても喜んでくださったこと。

いつまで続けるかは決めていませんが、

コロナウィルス問題で礼拝出席を控える方が、

複数名おられる間は、

実施しようかと思います。

ノートパソコンの内蔵カメラと

内臓マイクロフォンでの配信は、

やはり音の質は良くありません。

わたしの声は聞こえるとしても、

伴奏や賛美などは聞き取りにくいことがあります。

そんな時、ある方が

高性能マイクロフォンを貸してくださいました。

10日の礼拝配信からは、

このマイクを使用しました。

音質はだいぶ違います。

礼拝をネット配信することには、

別の問題があることもわかりました。

礼拝全体を映すことができず

、映っているのはわたし一人だということです。

石田学だけの映像を一時間以上も、

いったい誰が観たいというのでしょうか。

まいったなあ。

しかも映り方が下手! 

しょっちゅう無駄な動きをしていて、

安定感も威厳も皆無です。

良い意味での演技が必要だと思いました。

もう一つの問題は、

わたしがマイクロフォンに一番近いので、

わたしの賛美の声が目立つことです。

ああ、もっと美声だったらよかったのに。

今度から賛美歌は口パクにしようか。

そんなことを考えさせられています。

インターネットで礼拝を配信しますが、

もちろんネットでの礼拝視聴ができない方を、

ないがしろにするつもりはありません。

週報のメール配信はもちろん、

手紙を添えた説教原稿の送付は、

これからも継続します。

しかし、やはり教会は礼拝共同体です。

皆で共に集い、いっしょに賛美し、

神に感謝を捧げ、共に神の言葉を聞き、

親しく交わることが、教会の真価です。

一日も早く、

心おきなく共に集う日が来ることを、

切に祈ります。

神学校も大学も、

授業はオンラインになりました。

けっこう準備がたいへんです。

手間ひまをかけて準備したオンライン用の授業は、

しかし、今年一回使用するだけ。

とても虚しく感じつつも、

毎年オンライン授業をしなければならない状況は、

それはそれで大問題です。

一回かぎりの打ち上げ花火かな。

 

主キリストの恵みと平安を祈りつつ

2020年5月9日(16日改訂)、

小山教会別館、牧師室にて


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