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牧 師 室 よ り
2月21日発行        モレノ 2021年3月号
牧師   石田 学      (2021年2月14日(20日改訂))

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◇ 牧師室より       モレノ  2021年3月号


『モレノ』三月号が発行されるのは、

教会総会の当日です。

わたしたちにとって、

年次教会総会は39回目になります。

最初は伝道所でしたから、

正式には教会総会というよりも、

懇談の時といった内容でした。

伝道所の場合、教会役員がなく、

役員会が組織されていません。

中心的な方は数名おられましたが、

あとは高校生や未受洗の方でした。

数年を経て役員会が正式に組織され、

教団に教会への昇格を申請しました。

こうして伝道所から小山教会に変わりました。

しかし、まだ牧師給与は

教団本部からの援助金に頼っていました。

教会の献金は教会維持で精一杯でした。

7年目に教会援助金がなくなり、

教会は経済的な自立を果たしました。

財政的には苦しかったですが、

自由を獲得したような気分で、

晴れやかでした。

それから紆余曲折はありましたが、

現在に至っています。

ここで神を礼拝することを喜びとし、

共にこの世を歩む神の群れとして、

この教会に集ってくださっている

皆さまあってのことです。

今年が39回目の総会ということは、

来年の教会総会は四十回目ということになります。

この記念すべき総会をどのように迎え、祝うか、

今からいろいろ思い巡らしています。

来年のことをあれこれ考えるなど、

鬼が笑うと言われるかもしれません。

しかし、特に近頃強く実感するのは、

一年はあっという間だということです。

日曜日の礼拝を終えて事務仕事を済ませ、

月曜日は牧師会その他の会議とデスクワーク。

火曜日と水曜日は学校の授業、

木曜日は牧師本来の仕事をして、

金曜日は次の日曜日の準備を始め、

土曜日は一日、日曜日の準備。

こうして1週間はあっという間に過ぎます。

この「あっという間」を五十二回続けると、

一年が終わってしまうのです。

だから来年はきっとすぐにやってきます。

気が付いたら一年が経っていて、

ほとんど何も成果を残していない、

などということがないよう、

気を引き締めて、

昔大学の神学部で教授から教えられた順序を守って、

この一年を過ごしたいと思います。

その先生は、

牧師と教会員がしばしばこの順序を間違えるから、

いろいろな問題を抱えることになると言いました。

守るべき順序、気になりますか。

皆さんには特別そっと教えます。

その順序とは、神さま第一、

家族第二、教会第三、です。

やがて神学教師になったわたしは、

自分の学生にもこのことを教え続けています。

神学校を卒業する人たちが、

この言葉を心に留めて巣立ってくれるなら、

よい牧者生活を送ることができると信じています。

さて、39回目の教会総会ということは、

それだけわたしたちがこの教会で

説教を続けていたということです。

よくもまあ、皆さん飽きもせずに、

わたし(と時々摂子)の説教を

お聴きくだっていると、感心しています。

密かに飽きておられるのかもしれませんが。

説教内容はともかく、

わたしが誇りとするのは、

同じ説教を二度使うことはないことです。

これは正確な言い方ではないですね。

この教会では二度使うことがないという意味です。

というのは、他の教会での説教や聖会説教は、

ほぼすべて、

小山教会での説教を使わせていただいているからです。

ですから、たとえばルカ福音書を説教している時期は、 

他の聖会や特別集会の説教はルカ福音書からです。

今であればマルコ福音書ということになります。

四十年近く小山教会で説教を重ねると、

当然のことながら同じ聖書箇所から

二回、三回説教することにもなります。

特に復活祭や降誕祭の時期は、

聖書箇所が限られますので、

数えてみたことはないですが、

たとえばルカ福音書の降誕物語は、

七回や八回は説教箇所になっていると思います。

でも、毎回、

おそらくかなり違う説教になっているはずです。

つくづく、聖書は汲めど尽きせぬ泉、

無尽蔵の宝が埋まっている畑だと思わされます。

毎回ワクワクするような、

あるいはドキドキするような発見があり、

それを皆さんと分かち合うことが、

何よりの楽しみまた喜びです。

牧師ってほんとうに幸福な仕事だと思います。

今年の教会総会でも少し触れることになりますし、

すでにもうここ数年言い続けてきましたが、

わたしたちの教会は今、

過渡期を迎えています。

わたしたちが今すぐにではないとしても、

この教会の牧師職を退いて、

次の牧師を迎えるため準備をすべき時期だからです。

用意しなければいけないこと、

取り組まなければいけないことは多々あります。

次の牧師のための住居をどうするか、

どのような教会の未来像を共有するか、

将来の教会がどの程度の規模になることを願うのか、

次の牧師に何を望むのか。

そうしたことをいっしょに考え、

話し合い、祈り、

具体的な形を築いて行くことができればと思います。

くれぐれも、

わたしたちが年を取るのといっしょに

教会も年を取ってしまう、

ということのないよう、

全世代型の教会であり続けたいと思います。

そのためにも牧師の世代交代は必要です。

いっしょに教会の未来を夢見てゆきましょう。

主キリストの恵みと平安を祈りつつ、

2021年2月14日(20日改訂)

小山教会別館、牧師室にて


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