ついに、別館を牧師館にするための
リフォームが完成しました。
別館一階の牧師室だった所は、
三方を埋めていた書棚がなくなり、
だいぶ広く感じられます。
リビング・ルームとなるこの部屋は、
木目のきれいな床材で、
明るく過ごしやすい部屋になりました。
L字型のキッチンも使いやすそうです。
キッチンとリビング・ルームの間に境がないので、
その分もまた広く感じられます。
二階には広いクロゼット、
収納スペースが充分にあり、
トイレは一階、二階の両方にありますから、
子どもたちにも便利です。
唯一の問題は、
コロナ禍による電子部品の品薄のため、
給湯設備がまだ入っていないことです。
いつになるかの見通しも立たないということで、
思いがけないところで
コロナ禍の影響を受けています。
礼拝は手の消毒や換気といった感染対策以外、
まったく通常通りにおこなっていますので、
あまりコロナウイルスは気にしてきませんでした。
ひょんな所でコロナ禍の中にあることを
実感させられています。
いちおうわたしの本や書類、
パソコンや机は付属館に移動しましたが、
まだ整理が進んでいません。
今月下旬までになんとかしないといけないので、
気持ちは少しあせりぎみです。
置かれている本や書類の量と収納スペースが、
どう眺めても一致しません。
何をどこにどのように押し込むのか。
その見通しが立たないため、
眺めて困っているだけで
日時は容赦なく進んでゆきます。
そんな中、
締切をうっかりしていた原稿の催促が来たり、
予定をオーバーブッキングしていたりと、
最近不手際が目立つようになりました。
大学が完全に終了したので、
少し楽になるはずですが、
こちらのスペックが下がっては何もなりませんね。
先日、銀座での会議に合わせて、
写真スタジオに行きました。
ポートレート写真を撮ってもらうためです。
日本聖書協会のHPや年報、
その他の刊行物には、
わたしの写真が掲載されることがあります。
これまではかなり前に
スマートフォンで写した写真を使用していました。
ところが、広報担当者はどうやら、
しろうと写真が気に入らなかったようで、
写真スタジオを予約して、
そこで撮影してもらうようにとの厳命を受けました。
行ってびっくり。
化粧台が六つくらいずらりと並んでいます。
その一つに座らされ、メイクをされました。
メイクを終わってめがねを掛けてみれば、
「この人だれ?」という顔が鏡に映っています。
「これで電車に乗って帰らないといけないの?」
と心配になって尋ねたら、
終わったら落としますとのこと。
一安心して写真撮影を終えました。
写真の管理は聖書協会がおこなうので、
わたしはサンプル写真を一枚もらっただけ。
でもその写真は、
なんとも不自然で作り物みたい。
こんど聖書協会が発行する『年報』に
その写真が使われるそうです。
広報部内では「指揮者かオペラ歌手みたい」と、
みんなで笑って大騒ぎだったようです。
たしかにそんな写真でした。
たぶん、わたしを知っている人で、
聖書協会の『年報』が届く人たちは、
写真を見て吹き出すことでしょう。
ウクライナでのロシア軍の侵攻が
苛酷さを強めています。
主権国家を軍事的に侵略するなど、
二十世紀で終わり、
もう起きない過去のことだと思っていました。
いろいろ理屈をつけて
欧米も同じようなことをしてきたとか、
ウクライナとロシアは同じ民族だとか、
歴史的な経緯を、
蘊蓄を込めて説明したりする人たちがいます。
そのようなことは
今回の侵略行為の言い訳にはなりません。
ただひたすら、
ロシアの政権が交代して侵略が終わり、
正義と平和を求める
新たな政府が誕生することを心から神に祈ります。
また、今回の事件を口実にして、
日本の軍備を増強しようとしたり、
アメリカの核兵器を共有するような発言が
日本で受け入れられたりしないことを切に祈り、
できるかぎりの反対をします。
そして、ウクライナにとどまっている人と、
国を脱出して難民とならざるを得ないウクライナ人が、
安全を守られ、必要なものが届き、
速やかに平和な生活に戻ることができるよう、
心から祈ります。
教会暦は四旬節に入りました。
復活祭までの四十日間を指します。
伝統的に、主キリストの御受難を思い起こして、
罪を悔い改めて信仰を堅く保つことを
心に留める季節です。
復活祭は太陰暦に基づく移動祝日です。
今年の復活祭は4月17日。
かなり時期的に遅い復活祭になります。
礼拝のあと、
教会で用意した昼食で共に喜び祝い、
その後、恒例の墓参にまいります。
暖かい時期ですから、
天気さえよければ
気持ちのよい墓地巡りになることでしょう。
市営墓地では、
うぐいすの声を聞くことが出来るかもしれません。
このような時期ですから、
祝会は控えめにしますが、
共に主のご復活とわたしたちの復活の望みを
心から祝いたいと思います。
主キリストの恵みと平和が
皆さまと共にありますように。
3月11日、記(19日改訂)
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