ここ二ヶ月以上、
虫刺されのような発疹とかゆみに悩まされてきました。
腹部と足、そして腕まわりなどの
柔らかいところが特にひどく、
夜中の2時頃からなかなか眠れない日々が続きました。
何に刺されたのかわからず、
捜してもそれらしい虫は見あたりません。
もしかしてベッドにダニがいるのか。
シーツを洗い、ベッドパッドと掛け布団を干し、
ベッドに掃除機をかけ、対策を取ってみました。
おかげでベッドに入ると気持ちは良いのですが、
発疹とかゆみは収まりません。
おかしなことに、
摂子はまったく刺されていないようです。
虫刺されではないとしたら、
もしかして重篤な内臓疾患なのだろうか。
不安が心をよぎります。
そうこうしていっそう悶々とした夜を過ごしてきた、
5月1日の夜、
いままでよりもだいぶ症状が悪化し、
しかも腕や腹部などの発疹が拡がり、
もこもこと腫れ上がってきました。
かゆみもひどく、これはもう放置できないと、
急ぎ半かかりつけの皮膚科医院に行くことにしました。
ゴールデンウィークの真っ最中ですが、
2日は幸い合間の平日。
先生に腕を見せると一言。
「あー、これはじんましんですね」。
えっ、じんましん!?
話に聞いたことはありますが、
なったことはありません。
何か最近、
じんましんが出る食材を毎日食べているのでしょうか。
先生に尋ねると、食物アレルギーではなく、
「おそらくストレス、睡眠不足、過労のどれか、
もしくは全部でしょう」とのこと。
たぶん、全部なのでしょう。
とにかく何か悪性のものに由来するのではないことで、
一安心でした。
かゆみ止めの塗り薬と飲み薬を処方されました。
飲み薬を飲み出したら、効果てきめん。
それまで日夜悩まされ続けた
発疹とかゆみがぴたりと収まりました。
二週間経って薬が切れたら、
その二日後からまたじんましんが・・・
追加の薬をもらってきました。
さて、問題は眠気。
薬の注意書きにも書かれています。
眠気が強いときは車の運転を控えてくださいと。
とにかく眠い。
パソコンに向かって仕事をしていても、
気が付くと画面に「っっっっっっっっっ」が
数行打ち込まれ、ピピピ、
という警告音で目が覚めます。
眠り込むと、キーボードの右手中指
つまり「k」だけが押されるようで、
ためしに「k」を押し続けてみたら、
たしかに「っっっっk」となりました。
オンラインの会議中にはっと気が付くと、
うとっとしてしまっていたということがよくあります。
誰にも気付かれなかったかと皆さんを見て、
大丈夫かもと安心しています。
その話を摂子にしたら、一言、
「みんな気付いているでしょう」。
あー、やっぱりそうかなあ。
でも皆さんに確かめるわけにもいきません。
なぜ、5月1日の夜に
一気にじんましんが悪化したのか。
その原因には心当たりがあります。
原因を知りたい方は、
わたしに個人的に、密かに尋ねてください。
復活祭でマルコ福音書からのシリーズ説教が終わり、
5月1日からローマの信徒への手紙からの
シリーズ説教がはじまりました。
このパウロの手紙は、
わたしにとって思い入れの大きな手紙です。
1991年から2年にかけて、
一年ほど研究留学をさせていただきました。
教会は摂子に任せ、
地区の牧師や友人の牧師たちの協力も受けて、
ライフ・パートナーと小学生二人と1才の子どもを置いて
米国に行きました。
その留学で書いた論文がパウロの宣教の神学、
そしておもな考察の資料がローマの信徒への手紙でした。
教会の皆さまのご理解とご支援、
そして摂子はじめ家族の協力、
幾人もの牧師たちの支えが、
わたしにとってローマ書と分かちがたく繋がっています。
この書からのシリーズ説教は、
思い入れが強いです。
強くなりすぎないよう自戒しながら、
毎週の礼拝準備をしてゆきます。
わたしの親しい友人で、
神学校での最初の学生のひとりでもあった、
大阪桃谷教会の木坂聖一先生が、闘病中です。
くも膜下出血で出張先の東京で倒れ、
いまもまだ意識が充分には戻らず入院中です。
皆さまお祈りください。
ご家族の負担も大きいです。
家族の方たちをも祈りの内に含めてください。
ロシア軍のウクライナ侵攻が一刻も早く終わり、
ロシア軍が引き上げ、
ウクライナの人々の命や生活が
これ以上奪われないよう祈ります。
ロシアに正義と平和を重んじる
新しい指導者が生まれることを祈ります。
この機に乗じて日本が軍備増強、核武装などを正当化し、
軍事大国への道を歩まないことを祈ります。
たくさんの難民となった人たちの安全と生活が守られるよう、
また一日も早い帰郷が実現するよう祈ります。
コロナウィルス禍が速やかに終息することを祈ります。
これから世界がどのようになってゆくのか、
未来が不透明で予測のできない時代になりました。
未知の歩みをわたしたちは進めてゆきます。
教会の皆さま互いに祈り合い、支え合って、
この世の旅を共に続けてゆきましょう。
御国を目指して。
主キリストの恵みと平和が皆さまと共にありますように。
5月13日、記(19日改訂)
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