今年はいつまでも夏が続くような暑さでしたが、例年通り冬がやって来ました。ちゃんと冬が来てホッとする一方で、秋が一瞬で過ぎ去ってしまうので悲しいです。それに、目前に控えているイベントや抱えている原稿の数々を思うと、乗り切れるのか不安になります。教会全体会も、教会ピクニックも、召天者記念式も、こども祝福式も無事に終わったので、きっと大丈夫でしょうが。出身教会で把握していることは多いのですが、やはりそれでも、牧師として迎える最初の１年はなんだか忙しない気持ちになります。あっという間にアドベントが訪れ、１年が終わり、次の年を迎えそうです。
９〜１０月は教職セミナーや神学校の会議などで出かける機会が多くなってしまいました。そのため、１１月の地区牧師会は、オンラインで参加することにしました。開始時刻が午後からでしたので、会場の目黒教会まで行って帰ってくると家庭の方に負担が掛かってしまいます。他の牧師たちと直接会って雑談する時間も大切にしたいところですが、今回は家庭の方を優先しました。雑談の時間は、１０月の教職セミナーの時に十分に持てましたし。驚いたことに、全体の４分の３がオンラインでの出席でした。やはり、礼拝の翌日の月曜日に２時間弱の話し合いのために出てくるのは多くの牧師たちにとって大変なのでしょう。
オンラインでの会議は楽なのですが、情報の流れが一方通行になっていることや、発言の機会を確保しにくさを感じることがしばしばあります。コロナ禍を経験した恩恵で、オンライン会議が牧師たちの間で広まったことは良かったのですが、オンライン上でのコミュニケーションをより円滑にする手段やアイディアについての蓄積は残念ながらあまりないようです。来年度は牧師会をオンラインで開催する機会を増やすようなので、牧師たちのコミュニケーションをより円滑にする方法も考えていきたいなと思っています。せっかく集まるなら、楽しく、刺激のあるときを過ごしたいですし。
オンライン会議といえば、２年ほど前から、わたしは定期的に、学生時代にKGK（キリスト者学生会）で出会った友人たちとオンラインで集まる機会を持っています。３〜４ヶ月に１度Zoom（ズーム）を用いて集まり、近況や悩みや課題を話したり、祈り合ったりする時間を持っています。大学を卒業してから１０年以上が経ち、生活圏も離れ、会う機会もほとんどなくなってしまったのですが、メンバーのひとりが声掛けしてくれたおかげで、この集まりが実現しました。お互い立場や取り巻く環境は変わっても、学生時代の延長で肩の力を抜いて話し合えるので、わたしにとってとても大切な時間です。
もうひとつ定期的にもっている集まりがありますが、それは完全に趣味の集まりの会です。友人と一対一でネット将棋を指して、終わったら一局を振り返る時間です。月一回のペースで、日曜日の夜にお互いこどもたちの寝かしつけを終えた後に、この時間を持っています。友人と真剣に遊ぶ機会というのもなかなか少なくなってきたので、わたしにとってとても嬉しい息抜きの時間です。
ところで、これから教会のイベントが多い時期になるため、１０月にインスタグラム（Instagram）で教会の公式アカウントを開設しました。アカウント名は、@oyamanazareneです（右のQRコードをご活用ください）。
現代社会で小山市に教会があることを伝える上で、SNSはとても重要なツールです。現代の日本文化の中で、聖書の語るメッセージを必要としている人たちや、教会のようなコミュニティを必要としている人たちに、うまく情報が届けられたらと願っています。しばらくわたしが「中の人（実際に運用している人）」を担当します。協力してくださる方はいつでも募集中です。投稿内容のアイディア提供も大歓迎です。
もちろん、ネット上だけでなく、教会の看板から得られる情報も重要です。牧師交代から半年以上が経ったので、そろそろ教会の看板の情報を現在のものに更新する必要があると思い、ウェルカムボードを教会の入口に設置してみました。入口付近にある看板の情報は、もみの木で隠れて見えないので、書き換えずに白塗りする予定です。ウェルカムボードは情報の差し替えも簡単なので、アドベントに入ったら、クリスマス関連の集会告知も可能になります。今年も素敵なポスターを作っていただきました。ポスターを掲示するのがとても楽しみです。今年はポスターだけでなく、ポストカードも用意してみましたので、ご家族やご友人をクリスマスの礼拝やキャンドルサービスにお誘いの際は、ぜひともご活用ください。今年も喜びに満ちたアドベントとなりますように。
2023年11月14日、小山教会付属館の牧師室にて。
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