小山教会での最初のクリスマス・シーズンを駆け抜けました。終わってみると
あっという間でしたが、とても密度の高い楽しい日々でした。今回、キャンドル・
サービスをどのような内容にしようか長いこと悩んでいましたが、かつて牧会を
していた小岩教会にいたときに作成したプログラムを小山教会用にアレンジし
直して使ってみました。天使が歌った「いと高きところに栄光、神にあれ(グロリ
ア・イン・エクセルシス・デオ)」を、わたしたち自身の歌としていくことをテーマに
したので、「グローリア、グローリア」(『讃美歌21』の38番)を繰り返し歌ってみ
ました。キャンドル・サービスが終わった後も、この曲のメロディが頭を離れませ
んでした。まだまだ先の話ですが、教会役員のみなさんと「今年のクリスマスは
聖誕劇が出来たら良いね」という話も出ています。教会のこどもたちも大きく
なってきたので、今年は、こどもたちと一緒に何か挑戦をしてみたいですね。
クリスマスの一連の集会を終えると、喉風邪をひいていました。年末のこの時
期はお医者さんのもとへ行けませんので、市販の薬を飲み、喉用のスプレーを
使って何とかしのぎました。2023年最後の礼拝と元旦礼拝で無事に声が出て
本当に良かったです。
喉の調子は万全ではありませんでしたが、元旦礼拝では、ひとつ実験的な説
教をしてみました。いつもの礼拝では、子どもたち向けに礼拝のはじめの方にお
話をしていますが、元旦礼拝では、子ども向けのお話を教会全体に向けた説教
の直前にしてみました。子どもたちに向けてお話をして、子どもたちを祝福し、そ
の直後に子どもたちに向けて話した内容を更に深掘りして礼拝出席者全体に向
けてお話するという流れです。この方法ならば、大人から子どもまで、同じ聖書
の言葉に耳を傾けられますし、子どもたちが成長して別室に行かなくなる時へ
の移行をよりスムーズに出来るようになるかもしれません。もちろん、話す内容
を連動させる必要があるため、毎週このスタイルのものを準備するのは難しい
ですが、子ども祝福式の時や何かイベントがあるときに、また挑戦してみたいな
と思います。どのような内容だったか気になる方は、教会のポッドキャストより元
旦礼拝の説教を聴くことができますので、お時間のあるときにどうぞ。
そのようなわけで、キャンドル・サービス、クリスマス礼拝、2023年最後の礼
拝、元旦礼拝と一連の行事を無事に終えることができました。ホッとしたのも束
の間、1月1日の午後に、家族と一緒に自宅のリビングで過ごしていると、スマホ
から地震警報が鳴り響きました。普段より長い揺れ、地震の規模を知るために
開いたX(Twitter)では津波への警告、タイムラインに流れる石川県の能登半
島での被害報告を通して、今回の震災の規模の大きさを知り、言葉を失う思い
です。家族やご友人を亡くされた方々、住み慣れた家を失った方々、避難生活
を余儀なくされている方々、これからの生活に不安を感じている方々の上に、
神の慰めを祈ります。ご高齢の方が多い地域ですし、寒い時期ですから、避難
されている方々の健康が心配です。積雪による支障が出ることなく物資輸送が
守られ、必要な支援が被災地でなされていくことを祈るばかりです。
北陸地方にナザレン教会はないため、ナザレン教団に所属する教会が今回の
地震で被害が出たという報告は出ていません。けれども、わたしたちの教会が
所属している日本ナザレン教団では、ナザレン教会援助委員会(JNCM)によっ
て救援募金が始まりました。集められた募金はJNCMを通じて、ボランティア団
体、各被災自治体などへ送金される予定です。募金は、教会の受付テーブルの
「赤い屋根の家の箱」に入れてくださるか、教会の郵便振替口座へ「能登地震募
金」と通信欄に記載して送金していただければ、教会からJNCMへ送金します。
主イエスが助けを必要とする人びとのもとへ行き、手を差し伸べられたように、
主イエスに倣って助けを必要としている人びとのためにできる限りの働きを行う
ことは、キリスト教会が大切にしている精神であり、ナザレン教会が自分たちの
使命として大切にしていることです。このような思いに共感し、ナザレン教会を
通じての募金に思いのある方は、ご協力よろしくお願いいたします。
新しい一年のみなさまの歩みが、神の守りのうちにあるよう祈ります。
2024年 1月 16日、小山教会付属館の牧師室にて。
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