MORENO 06月号

• 先日久しぶりに本屋さんに行きました。今回は図書カードを手に入れたため、忘
  れないうちに使うつもりで行ってきました。普段は、いのちのことば社の出張販
  売やウェブで購入するばかりなので、図書カードを使う機会も限られています。
  最近の本屋さんは書籍以外のものが多いため、残念な気持ちになります。それ
  でも、普段ネットで調べてたどり着く書籍とはまったく関係のない書籍と出会え
  るので、やはり定期的に足を運びたくなります。
  今回は、動物行動学を専門とするアシュリー・ウォードが一般向けに書いた
  『動物のひみつ』(ダイヤモンド社、2024年)という書籍を購入してみました。サ
  バクトビバッタについての解説も丁寧になされていたため、この部分はすぐに目
  を通しました。旧約聖書で描かれているバッタの被害は、このサバクトビバッタ
  の大群の移動だと考えられているからです。著者は、世界中の人びとに壊滅的
  な被害を及ぼす可能性があるのにも関わらず、取れる対策がほぼない生物とし
  て、このバッタを紹介しているのが印象的でした。さまざまな技術を持つ現代の
  わたしたちにとってもこの虫が依然として脅威であるならば、サバクトビバッタ
  の大群は、旧約聖書の時代に生きた人びとにとってはなおさら生命の危険を感
  じる被害を及ぼすだったに違いありません。
  イースターが終わり、季節はあっという間に初夏です。春を感じられたのはほ
  んの僅かの期間だった気がします。教会では、この数週間は特に大きなイベント
  はない日曜日を過ごしています。この「牧師室より」が掲載される『モレノ』が発
  行される頃には、ペンテコステ(聖霊降臨祭)も終わった頃です。そういえば、昨
  年はコロナに感染したため、ペンテコステの日は寝込んでいました。今年は久し
  ぶりに赤いストールを付けられるので嬉しいです。年1回しか使う機会がないも
  のなので、実はもう5年も付けていません。
  昨年1月から礼拝で使用する朗読用の聖書を新共同訳から聖書協会協同訳
  に変更しました。詩編交読の方は新共同訳のままでしたが、昨年秋に聖書協会
  協同訳の『交読詩編』が発行されたので、教会の備品として30冊購入し、礼拝
  堂の座席ポケットに設置しました。これまで緑の歌集の最初のページに詩編を
  入れていましたが、詩編のページを差し替える必要がなくなったので、緑の歌集
  も一緒に座席ポケットに入れておきました。しばらくこの方法で『交読詩編』を
  使ってみようと思います。
  緑の歌集の最初のページに詩編をいれる必要がなくなったので、代わりに何
  か新しい曲を入れる必要もありますね。馴染のある、同じ賛美歌ばかりを歌う
  のも良いのですが、やはり定期的に新しい賛美歌を歌うことを意識的にしてい
  く必要を感じさせられています。もちろん、新しいものが常に良いとは限りませ
  ん。けれども、自分たちにはない感覚や考え方に触れる機会として、意識的に取
  り入れていかなければなと感じています。「新しい歌を主に歌え」(詩96:1)を体
  現する礼拝でありたいですね。
  今年は夏ごろから教会で大きなイベントがあります。5〜6月は大掃除以外は
  特に大きな行事もありませんので、余裕のあるこの時期にゆっくりと準備を進
  めていきたいです。今年の夏の目玉は、こどもキャンプです。例年、こどもキャン
  プは午前中に集まって午後に解散していましたが、今年は宿泊ありの予定で
  す。8月24日(土)から25日(日)に祈りの家を借りて開催予定です。土曜日か
  らはじまり、祈りの家に一泊し、翌日みんなで教会に行く流れで計画中です。こ
  どもも、大人のみなさんも、ぜひご参加ください。今回のこどもキャンプは、ナザ
  レン教会の関東地区の青年会の方から合流させてもらえないかというリクエス
  トがあったため、他教会の子どもたちの参加も何名かあると思います。参加する
  子どもたちにとって、良い交流の機会となったらなと願っています。子どもの頃
  は、他の教会に通う子たちと出会う機会はほとんどないので、教会としてこのよ
  うな機会を提供できるのは嬉しい限りです。賑やかな2日間になりそうなので、
  今からとても楽しみですね。時期が近くなったら、お手伝いのお願いなどをする
  ことになると思いますので、ご協力よろしくお願いたします。
  こどもキャンプで使用する予定の小山祈りの家には、教会墓地があります。わ
  たしたちよりも先に天に召された教会のメンバーのお名前が、墓石の裏に刻印
  されています。墓石の裏面のスペースがいっぱいになってしまったため、お墓の
  区画を新しく購入する計画を立てていました。現在の場所の隣に新しい区画を
  購入できたら良かったのですが、現時点で空きが出来る予定はありません。そ
  こで、お墓の位置を移動して、より思川に近い位置に新しい区画をふたつ用意
  していただけることになりました。今後の手続きのために覚えてお祈りください。
  2024年 5月 14日、小山教会付属館の牧師室にて。

   

   

  
  

   

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