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牧師室より一覧
> MORENO 12月号より抜粋
MORENO クリスマス・新年号
牧師室から 2024.12.12記
アドヴェント(待降節)に入り、クリスマスが近づいています。そしてこの原稿を
書いている時点で2024年もあと半月ほど。あっという間だったとまでは思いま
せんが、たくさんのことがあり、駆け抜けてきた一年でした。3月にはミツマタを
見にハイキングへ行き、8月と10月には祈りの家で楽しい時間を過ごすなど、教
会の外でも教会のみなさんとで良い交わりを持つことができました。7月には東
京基督教大学の学生さんたちが教会に滞在してくださり、教会の整理整頓をお
手伝いしてくださいました。例年行っているイベントに加えて、教会として色々な
ことができた思い出深い年になったなと感じます。きっとモレノ用に撮りだめた
写真を眺め始めたら時間が溶けるようになくなっていくことでしょう。500枚以
上はあるでしょうから。
アドヴェントに入ったということで、わたしは最近はできる限りギターを弾くこ
とにしています。今年のイヴの祈りはピアノとギターの奏楽でテゼの讃美歌を歌
いながら、祈りの時を持つ計画をしているからです。その練習として、夕飯を食
べ終わった後の時間に、普段の礼拝では歌わないテゼの讃美歌をギターで弾
いています。短くてシンプルなメロディと歌詞のおかげで、それを横で聞いてい
る子どもたちもすっかり覚えてくれました。わたしが弾き始めると一緒に歌って
くれるので、とても楽しい時間です。そういえば、学生時代に使っていたエレキ・
ギターとマルチ・エフェクター(ギターの音を色々と変えられる素敵なおもちゃ)
が、牧師室で眠っています。もったいないので、こちらも使える環境を整えたい
ものです。
9月末から始まった大学での講義も3分の2を終えました。中間レポートの採
点も終えたので、終盤戦に突入です。ここまで大きなトラブルもなく、順調に行
えていてホッとしています。ただ、大学ではじめて教えることもあり、ふたつの誤
算がありました。ひとつはアドヴェントの時期に授業があるということを忘れて
いたこと。ナザレン神学校は、教員の側が全員牧師であるため、クリスマス関連
の集会がある12月はほとんど授業がありません。長引いて2週目までです。同
じ感覚で授業計画を立ててしまったため、クリスマスを翌週に控える時期に行
う授業で、クリスマスに関連する物語を選べませんでした。「ヨシュア記」から戦
争の話、「哀歌」から危機の時代にどのように人びとが言葉を紡いだのかといっ
たことを取り扱いました。戦争によって人びとの日常があまりにも簡単に奪われ
ることが報じられる時代ですので、クリスマスの話は直接しないにしても、結果
的には平和について考えることができたので良かったのかもしれません。
ふたつ目の誤算は、嬉しい誤算です。学生の方たちは、創世記で描かれてい
る天地創造の物語やノアの洪水物語といった、有名な話の方がわかりやすく、
聖書で描かれている世界を楽しんでもらえるかなと思っていました。そのため、
哀歌のような詩は、とっつきにくいかなと思いつつ、講義をしました。けれど、授
業後にもらうコメントを読んでみると、歴史的な背景を把握して読むと詩で描か
れている情景描写がとてもわかりやすく感じたと述べる学生がちらほらいたこ
とに驚きました。たしかに、哀歌は、非科学的な描写は比較的少なく、現代でも
起こっている虐殺や都市破壊、戦争とその結果として起こる飢餓や貧困といっ
た問題とも強い関連性を思わされる詩です。そのような性質もあって、聖書で
描かれる物語よりも、哀歌の詩の方が学生の方たちにとって理解しやすかった
のでしょう。わたしにとって、創造物語や洪水物語などの有名な聖書の物語は、
耳にタコができるほど小さな頃から教会や家庭で聞いてきた話です。そのた
め、そういった物語の方がわかりやすく感じていたのかもしれません。何度も何
度も語り続けられることによって物語は力を持つものであることを自分のこのよ
うな経験から改めて思わされました。同時に、時代や文化を越えて、学生たちの
想像力を刺激することのできる詩の言葉の力に驚かされました。
哀歌の中で歌われていることは、バビロニア軍によるエルサレムの都と神殿の
破壊を経験し、生き残った人びとの嘆きと悲しみです。また、言葉を失い、呻くこ
としかできない人びとの姿がその詩の中では描かれています。哀歌の中で描か
れるうめき声や悲しみの叫びに、今の時代、この世界に広がっている戦いで犠
牲となっている人びとの叫び声を重ね合わせます。アドヴェントを迎え、わたし
たちは平和の主であるイエス・キリストのご降誕をお祝いするクリスマスの日を
待ち望む日々を過ごしています。このような叫び声が響く世界だからこそ、平和
の主であるイエスさまの訪れを強く待ち望みながら、世界の平和と争い合う
国々の和解のために祈りたいと思います。また、戦争がなかったとしても、平和
とは呼べない日常を過ごしている人びとのもとにも平和が訪れますように。
素敵なクリスマスとなりますように。そして、良いお年をお迎えください。
2024年 12月 12日、小山教会付属館の牧師室にて
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